現在、限定無料配布中のトレリピ(トレンドフォロー型トラリピ自動売買ツール)のパラメータ項目について詳しく解説します。
トレリピのご利用については、こちらの記事を参照してください。
さて、今後の値動き(レンジ幅)をある程度想定しながら稼働させる必要があるトラリピ系の自動売買ツールですが、少しパラメータ設定の語句だけでは意味が難しいため、ひとつひとつ解説していきます。
ちなみにトレリピはトレリピロングとトレリピショートの2つ用意されているので、チャートを2枚用意してそれぞれ設定してください。
ライセンス設定
認証キー
認証キーは自動売買ツールを稼働させるために必要です。こちらはLINEのはてなまーく(公式)にてお渡した認証キーを入力してください。間違いなく入力したのにも関わらず、認証キーが間違えているとエラーメッセージが表示される場合は、LINEのはてなまーく(公式)にご連絡ください。
注文設定
許容発注値幅 [Pips]
新規注文を発注する値幅を現在値から算出して制限します。
たとえばトレリピロングをUSDJPY通貨ペアで運用する場合に許容発注値幅に300pipsと入力したとします。
現在値が120円だった場合に、120円から123円の間でトラップ注文を発注され、123.01円以上のトラップはレートが120.1円になった時点で順次発注されます。
もちろん、指定トラップ数を超えて発注することはありません。
許容スリッページ [Pips]
スリッページの許容値をPips単位で設定します。
トレリピはトレンドフォロー機能を搭載しているため、発注時は必ず逆指値注文を行います。逆指値注文では、逆指値の注文の仕組み上スリッページがほぼ発生しますが、入力値以上のスリッページになった場合は約定しません。
許容スプレッド [Pips]
許容スプレッドをPips単位で設定します。現在のスプレッドが設定した許容スプレッドより広がった場合は約定しません。
マジックナンバー
エントリー(または待機注文)の内容がどの自動売買ツールによって発行されたかを管理するための管理番号で、0以外の数値を入力してください。
同一口座で複数の自動売買ツールを稼働させる場合は必ず被らないように入力する必要があります。
トレリピロングとトレリピショートの2枚稼働させる場合は、トレリピロングで「10」、トレリピショートで「11」と入力する必要があります。また、通貨ペアを増やす場合、もう一つのトレリピロングで「12」、もう一つのトレリピショートで「13」と入力すれば問題ありません。
移動平均線設定
トレリピでは、トレンドフォロー機能を搭載しているため、トレンド確立時に新規トラップ注文を発注します。トレンド確立の条件はパラメタにより設定できる2本の移動平均線パーフェクトオーダーです。
短期移動平均線
短期移動平均線(EMA)の期間を設定します。
長期移動平均線
長期移動平均線(EMA)の期間を設定します。
トラップ発注設定
ロット [Lot]
トラップ発注のロット数を設定します。
注文上限価格
トラップ発注の注文上限価格を設定します。
たとえばトレリピロングをUSDJPY通貨ペアで運用する場合に注文上限価格に120と入力したとします。
たとえば、ドル円の価格が119円で20pipsごとにトラップ発注の設定にしていた場合上限の発注は120円の逆指値注文となります。
トラップ数
トラップ数の最大数を設定します。トラップ数の最大数より注文数が少ない場合は、「注文上限価格」「許容発注値幅」の値を確認してください。
トラップ幅 [Pips]
トラップ幅をPips単位で設定します。
利確 [Pips]
トラップごとの利確幅をPips単位で設定します。
損切 [Pips]
トラップごとの損きり幅をPips単位で設定します。
注文一括処理設定
注文一括処理設定では、トラリピ系自動売買ツールの特徴でもある大量ポジション保有や大量待機注文に一括で対応するための設定が可能です。
また「待機注文一括削除」、「保有ポジション一括決済」の値がどちらかでも「false」になっている場合、新規注文を行いません。
待機注文一括削除
設定値を「true」に選択すると、現在待機中のトラップ注文を一括削除します。これはマジックナンバーに関わらず同一口座のすべての待機注文を一括削除します。
保有ポジション一括決済
設定値を「true」に選択すると、同一マジックナンバーにより発注された保有ポジションを一括削除します。
ロングとショートでポジションを保有しておりすべての保有ポジションを決済したい場合、それぞれの自動売買ツールにて設定値を「true」にする必要があります。
まとめ
以上、トレリピ(トレンドフォロー型トラリピ自動売買ツール)のパラメータについての説明でした。
機能追加しました
開発者の話
ここ数日テストとして動かしていたのですが、「待機注文一括削除機能」を追加しました。実際使ってみると、かなり便利です。手動でひとつひとつ待機注文を削除していてはきりがないので・・・
あと、いつか使うかもしれないであろう時のために、念の為保有ポジションの一括決済も追加しておきました。これは利益が出てようと含み損であろうと関係ありません。
保有ポジションの一括決済については、くれぐれも間違って「true」にしないようにしてください。
この記事はこの記事で紹介しているEAの開発者から許可を頂き、そのEAを発表した記事から内容を参考、一部転載(開発者の話としている囲み記事)しています。
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